久しぶりに。

obobononioi2007-09-27

あー、日記。書いてなかった。
最近の出来事をまとめてみた。
食品衛生管理責任者の免許を取った/6年振りに西新JAJAへライブ観に行った/重松清の『きよしこ』という小説がとてもよかった/ハローワーク行った/風邪ひいた・・・
そんな感じで日々が過ぎていく。何もない一日なんてない。

今夜は『照和』というフォーク喫茶にライブを観に行った。
『照和』は僕が20〜25歳くらいまでレギュラー出演していた懐かしい場所だ。ここで40分のライブを週1回のペースで演奏していた。僕にとっては“学校”のようでもあり、ここで演奏していた人達に街角で出会うと同級生に再会したような親しみと懐かしさを感じる。しかし『照和』を辞めてからは訪れることはなかった。
今日、なぜ『照和』にライブを観に行ったかというと、友人のワカマツ君が『照和』のオーディションを受けたからだ。いわゆる公開オーディションである。
久しぶりに訪れた『照和』は当時の面影がほとんどなく、パステル調の内装や、壁中に貼られた有名人の写真(長渕剛や武田鉄也など)、『照和』オリジナルポストカード・缶バッジ・・・それら全てが“博多の観光名所的”で、新しいモノを拒むかのように全盛期の頃の思い出にしがみついているように感じた。「あぁ・・・」と心の中で溜息をつく。



そんな中、ワカマツ君のライブは異質だった。ネタに近い詩の朗読と弾き語り。独り言のように唄う。時々歌詞が刃物みたいに鋭く刺さる。鈍器のように重く殴る。僕はワカマツ君の詩が好きだ。オーディションなのに客に「戦争孤児みたいだ」と言っていた(笑)。そういう所も素敵だと思う。


他の出演者はキレイ事ばかり唄っていた。「何色が好き?キミ色が好き〜」とか・・・「大丈夫、夢は叶うさ〜」とか・・・心がキレイな感じがする歌・・・“純粋”の押し売り。爽やかな拷問。



そんな中、ワカマツ君のライブは異質だった。それでいいんだと確信する。



《写真》詩(ネタ?)を朗読中のワカマツ君。オクムラユウスケ3rdアルバムの表題曲「メルボルン特急」は彼の作詞であります。