アクユー

レンタルCD阿久悠作品集を5枚まとめて借りた。
紅白歌合戦を観た後は毎年必ず、歌謡曲とか演歌を無性に聴きたくなる。


そして、阿久悠
僕が言うまでもなく、天才である。



阿久悠は自らの詞の世界を「時代です」と、一言で言い表した。
「時代」を作り上げてきた人だからこそ言えるデッカイ発言である。豊臣秀吉とか坂本竜馬クラスの大人物しか言えない言葉かもしれない。もし日本の音楽界に阿久悠がいなかったら・・・と考えると・・・考えると・・・考えられないなぁ。だって子供の頃から知らず知らず聴いて歌ってた曲がことごとく阿久悠作品なんやもん。

「北の宿」「舟歌」「津軽海峡冬景色」などの情念系演歌から「時の過ぎ行くままに」「ジョニィへの伝言」などのニューミュージック、「熱き心に」「あの鐘を鳴らすのはあなた」などの壮大な世界から「UFO」「恋のダイヤル6700」「学園天国」などのアイドルソングまでその作詞の幅広さには“終わりなき宇宙”すら感じる。ため息が出るほどその地平線は遠く果てしない。頭の中にどれだけの言葉が詰まっているのだろうか?なんだか知れば知るほどその凄さにゾクゾクする。


超人。



キン肉マンくらい現実離れした存在である。