28日後・・・

obobononioi2007-01-28

ダニーボイル監督のゾンビ映画28日後...を観た。
今日が28日だからというわけではない。たまたまね。
ゾンビが好きだ。
子供の頃、ジョージAロメロ監督の『ゾンビ』をTVで初めて観た時の興奮とインパクトは忘れられない。
そういえば、博多大丸の地下2階にレンタルビデオ店がオープンした頃(まだレンタル料金が一本500円もした)サムライミ監督死霊のはらわたを借りて夜中に家族で川の字になって観た記憶がある。その時も興奮してなかなか眠れなかった。よく兄と《死霊のはらわたごっこ》をして遊んでいた。
そんなわけで、もうすぐ30歳になろうというのに相変わらずゾンビ好きなのである。
で、『28日後・・・』。まったく新しいタイプのゾンビ映画だった。全速力で襲いかかって来るゾンビたちも怖いが、秩序の崩壊した狂った人間の方がよっぽど怖い。人間VS人間VSゾンビのバトルロワイヤル。観終わった後には爽やかな感動すら残るのがすごい。
ゾンビ映画ではお馴染みの《無人と化したショッピングモールでのお買い物》シーンも当然あるが、大抵そこでゾンビの襲来が待ち受けているのが定番なのに、この映画ではそこを大きく裏切って、ただ楽しそうに買い物カートに放り込んでいくだけ。そして、草原にシートを敷いて手に入れた食料でピクニック。そこでもゾンビは出てこない。ついつい「ずっとこのまま平和にすごせたら・・・」と願いたくなる。だが、そうはいかない。なぜならこれはゾンビ映画だから。
しかしただ怖いだけの“お化け屋敷的ホラー”じゃない。感情が揺れる。そんな気持ちよく裏切ってくれる斬新な展開に拍手、拍手。